未経験者が不動産業を始めるためのコツ

大胆なタイトルをつけてみました秋月です。

「コツなんてあるの?」と尋ねられれば、ありますよって答えます。

でも「それは誰でもできるの?」と尋ねられれば、誰でもできるとは言えないって答えます。

だって、未経験者が不動産業を上手くやるためには「必ず嘘をつかなければならない」から。

私はお客さんからの質問などに対し、自分の知っている知識や情報を、自分が経験したかのように話すことが多いです。なぜならお客さんは不動産のプロフェッショナルを求めており、プロの仕事に対して仲介手数料を払うからです。

もし「実は私って未経験で開業したんですよ!でも大丈夫です!経験はありませんけど不動産屋としての知識はありますから!」などと言おうものなら、お客さんは依頼することなくお帰りになるでしょう。

つまり「私はプロです。何でも聞いてください。不動産のエキスパートですから(キリッ」という態度でないと、お客さんは信頼してくれないんですね。これホントですよ。

だから業界の先輩方から聞いた話や、本やネットで仕入れた話などを適当に加工して、さも自分が経験したかのようにお客さんに伝えるんです。

そうやってお客さんを安心させてあげるんですね。「あぁ、この人に任せれば心配ないな」って思うように。これができない人は、未経験で不動産業を始めるのは難しいと思います。

だって、お客さんが不安に思うから。「この人で大丈夫かな?」って。「他に頼んだ方がよさそうだな」って。

でも、嘘をつくのが苦手だとか嫌いだって人も多いと思いますので、コツは誰にでもできるとは言えないんですね。

なんせ未経験で不動産業を始めるコツとは『お客さんを安心させるための嘘を上手につく』ことなので。

これができない人、またはやれる自信がない人は、素直にどこかに数年ほど勤めてから起業した方がいいです。

お客さんって意外とこちらの一挙手一投足をしっかり見てますからね。だから仕事に慣れてない部分を見せるとすぐ逃げます。いま思えば開業したての頃よく逃げられてたのは、私のそういうところをみて、不安を感じてたからなんだと思います。

他の職種に置き換えても同じです。例えば法律相談をしに弁護士事務所にいったら、応対した弁護士が自信なさそうな雰囲気だったら「絶対こいつじゃダメだ」って思いますよね(苦笑)

無料ならまだしも、お金を払わなきゃいけないんだとしたら、プロに頼みたいって誰もが思うわけですよ。

そこで『お客さんを安心させるための嘘を上手につける』能力というのが重要になってくるんです。

お客さんを騙して不当に利益を得るではありませんよ。あくまで「お客さんを安心させるための嘘」ですからね。実害を与える嘘はついちゃいけません。双方が得をするための嘘を上手につきましょう。

私を信頼して、ご本人様をはじめご親戚、ご友人にまで紹介して頂き、複数案件をくださったお客様がおりますけど、もちろん私が未経験で不動産業を始め、未だ3年に満たない程度の実務経験しかないなんてことは知りません。私の話しぶりから、きっと業界経験の長いこの道のプロだと思ってらっしゃるはずです。

でもこのお客様たちは、私がついたその嘘のおかげで、悪徳不動産屋から騙されることなく、不動産取引を行ったわけです。もちろんウチでなくとも、普通に無事取引された可能性は高いですけど(笑)

とはいえ100%じゃないからね。ウチなら100%安心だからね。カスタマーファーストだし!(キリッ

だから、しっかり情報収集して、しっかり知識を蓄えて自己研鑽する人は、自信満々の笑顔でお客様に嘘をつきましょう。

「経験豊富な私にお任せ下さい!」ってね。

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