貧乏人は相手にしないという誓いを立ててから、初めて貧乏なお客様の接客をしました。
中古戸建(500万円以下のボロ家)を内見したいと連絡があり、とりあえず案内はしましたが、夫婦で見に来て自分たちで住むような感じだったので、適当に相手にしてました。「どうせ買えないだろう」と思いながらね。
現金で買ってリフォームかけて誰かに貸すといった感じの、収益物件をお探しのお客様であればちゃんと案内しますけどね。貧乏人は相手にしないと誓ったばかりですから。
鍵開けて「さぁどうぞ」と・・・。なにか質問されたら答えるくらいで、基本こちらからは話しかけません。なんせこの500万円以下のボロ家をローン組んで買うとか言われましたしね。時間の無駄でしかないです。
奥さんが「なんか感じ悪いね」と言ってるのが聞こえました。そうですね、感じ悪いでしょうね。だって、どうせ買えないのに無駄に時間を使わされてるんですもん。そりゃこっちだって気分悪いですよ。
「ありがとうございました」と言われたので、戸締りのチェックをし、ドアの鍵を閉め、キーボックスに鍵を戻し、車に戻ろうとすると内見客が待ってました。
「実は以前に住宅ローンの返済が滞って家を手放したことがあるんだけど、先日○○銀行でキャッシングのカードが作れたので、住宅ローンも組めるんじゃないかと思って(ry」
ほらね。
そんなことだと思ってましたよ。いつものパターンですもん。
「そうですか。ちなみに家を手放したのはいつ頃の話ですか?」
「4~5年前だけど、今もちゃんと返済してるから」
完済してない発言いただきましたー。はい、無理ですね。
「では〇〇銀行で事前審査をお願いしてください。審査にとおったらご連絡ください。」
「えっ、普通は不動産屋さんの方でやってくれるんじゃないの?」
「弊社は○○銀行とお付き合いがありませんので。すみません」
「別に銀行はどこでもいいんだけど」
「弊社の提携銀行は500万円以下の住宅ローンは取り扱ってないんです。すみません」(嘘)
「あ、そう・・・」
こんな感じでお断りしました。
数か月前の私なら「カードが作れたならワンチャンスあるかも・・・」と淡い期待を抱いたものですが、まぁ成長したもんです。
っていうか、もう貧乏人はこないで欲しい。