どんな仕事でも経験の有無というのは非常に重要なポイントだと思います。求人をみても「経験者優遇」となっている仕事がほとんどですよね。
未経験の職種に就くというのはよくある話でしょうが、未経験業種で起業するなんて発想は普通じゃありません。自殺行為と言われるのがオチです。
未経験の私がなぜ不動産業を開業したかについては、このブログの一番最初の記事に書いた通りですが、未経験での起業は普通じゃないと理解しているのに開業した理由はちゃんとあります。
客商売は基本的にすべて同じプロセスというのが持論だからです。
もちろん細かい部分に違いがたくさんあることは理解しています。その違いを覚えるために経験や努力が必要なこともわかってます。
ですが、お客様にサービスや物品を提供し、ご満足いただくことで対価を得るという基本原則は、どんな商売でも変わることはありません。それはもちろん不動産業でもおなじことです。
さらに営業施策が「集客→接客→追客」という三大施策であることも変わりません。
どんな職種であろうとも、ちゃんと集客ができて、転換率を高める接客を行い、その後の追客(業種によりけりですが不動産業なら接客後の物件未決定客への施策)がしっかりできれば、売り上げを作ることは可能です。
不動産業界で働いていたとしても、営業マンとして仕事をしていただけでは、反響は会社任せで「集客」について勉強不足という方がほとんどではないでしょうか?
不動産業界特有の慣習などは嫌でもそのうち覚えるでしょうし、経験不足は知識を詰め込むことで補えばいいですし、お客様に迷惑をかけないよう何事もしつこいくらい ‘確認’ することでミスの予防を恒常化すれば、未経験で開業するデメリットというものも見当たらない気がします。
却って経験があることで「これはこうだ」とか「こうあるべきだ」という固定観念に囚われたり、従来のやり方に固執することでマイナスになることなども予想されるので、不動産業を未経験で開業することはマイナスなだけではないと思ってます。(だいぶ希望的観測ですがw)
冒頭で未経験業種で起業することは普通じゃないと書きましたが、世の中のほとんどの人はサラリーマンです。安定した暮らしを望むならサラリーマンでいるべきです。サラリーマンでいることこそ普通なんです。
つまり、そもそも会社を興すということ自体が普通じゃないんです。
既存の不動産屋と同じやり方で営業するならば、どこかに就職して経験を積んでから開業すべきだと思いますが、従来とは違ったやり方で営業しようと考えるなら業界経験はさほど大きな意味は持たないでしょう。
だからこそ私は、やり方次第では「未経験で不動産業を開業しても全然イケる」と断言し、それを自分で実証してみせようと思います。
でかいクチ叩いた以上、死ぬ気で頑張ります(笑)